聞き逃すな 始まりの合図
SixTONESの3枚目のシングルが11月11日に発売されました~!いえーーーい!!
「1年間で3枚のシングルを出す」はジャニーズ既定ラインだと思っているので、順調にデビュー組としての道を歩いているSixTONESにただただ喜びを感じています!うれしい~!これがデビューか!を実感する日々です。
音楽知識もないし、文章力もないので、歌詞解釈ブログとか楽曲解説ブログとかは書けないんですが、NEW ERAが曲としてとても良かったので、それだけ伝えようと思います。
うん、NEW ERA良いぞ。
で、何が良いのかということなんですが・・・
NEW ERAの歌の長さは大きく分けて3バージョンあります。TV editとYoutube ver.とフルサイズ。
そのそれぞれが、曲としてちゃんと完結しているんですが、それぞれ曲の表情が違うんですよ。それがすごくいい!短いと物足りなく感じたり、長いと間延びしそうだけど、全くそんなことない!どれもそれぞれの良さがあって、いいんです。
まず、わたしが初めて聴いたのは「NEW ERA-TV edit-」でした。アニメ「半妖の夜叉姫」のオープニングとして流れるのをテレビの前で待っていました。10月3日の17時半過ぎの出来事です。
初めて聴いた感想は「すごーい!アイドルっぽーい!デビュー3作目にして一番ジャニーズっぽい曲もらえたー!!」でした。アニメ主題歌、最高だなと思いました。前作NAVIGATORもアニメ主題歌でしたが、深夜アニメだったのでかっこいい感じが強かったように思うのですが、今回のNEW ERAはとてもアニメソングっぽい。アニメ全然詳しくない一般人から見たアニメソングってこんな感じ、王道キタコレと思いました。
イントロは1秒くらい。ギターの音がしたらすぐサビの「走りだそう 連れて行こう 約束の場所へと」が始まります。間奏も短めですぐにAメロ。子供向けのアニメの主題歌ということを意識してなのか、英語も中学校で習いそうな易しい単語や構文だなと思いました。子どもにも歌いやすそう、ラップ以外は。Bメロが終わるとまたサビ。最後は「アーイアーイアイ アーイアーイアー」で終了。
歌詞も前向きだし、明るいし、NEW ERAという題名そのまま「新しい時代に連れてっちゃうぜ、いえーーーーい!」みたいな印象でした。曲を聴くと「どんな衣装で歌うのか」「どんなMVになるのか」というのがいっそう楽しみになってきます。過去2作と比べると明るく前向きな印象だったので、明るい照明でアイドルっぽいダンスをする感じになるのかなと勝手に予想していました。
次に聴いたのはYoutube ver.です。正確にはSixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャルver.ですが、それとYoutube ver.がどう違うのか覚えていないため「アニメより長くてフルサイズより短いよ」という意味でYoutube ver.とさせていただきます。
10月4日の午前0時半ごろオンエアされました。夜叉姫のオープニングでNEW ERAを初めて聴いてから約7時間後の出来事。「おや?これは、さっき聴いたのとはだいぶ印象が違うぞ…?」と思いました。
まずイントロ。7時間前に聴いたのはいきなりサビが始まったのに「アーイアーイアイ アーイアーイアー」で始まるじゃないですか。いや、全然違うじゃん。すると始まる「走りだそう 連れて行こう 約束の場所へと」のサビ。ここは知ってる、さっき聴いたやつ。AメロBメロサビ…でも、印象がだいぶ違って、「あー『SixTONESらしい』だな」と思いました。Bメロで自担の松村北斗くんの声が響いててかっこよかった。2番は田中樹のラップタイムあり。SixTONESらしい歌割りで、SixTONESらしい曲でした。約3分。
にしても、1分半と3分でこんなに曲の印象って変わるんですね。アニメは絵と歌という視覚と聴覚からの情報があったけど、ラジオは耳からの聴覚情報しかないということもあったのかもしれません。「キラキラジャニーズソングだー!」と思った18時半の私は顔をひそめ、「今回もSixTONESはSixTONESでいくんだな」と腹をくくることにしました。
ここでいう、私の中の「SixTONESらしさ」というと、ジャニーズ王道のキラキラ感を出さないということです。「ジャニーズらしくない」ということ。キラキラではなくギラギラ、むしろオラオラが似合う。白い衣装より黒い衣装がSixTONES。
私は自分のことを「SixTONESのファンであり、ジャニヲタ」だと思っているので、ジャニーズらしさは大好きです。まるっと上から下まで事務所が好き。その中で、今一番好きなのがSixTONES。でも、あくまでも好きなのはジャニーズ。ジャニーズらしい曲は大好きだし、キラキラしたアイドルのステージを見るも大好き。しかし、SixTONESにそれを望んでいるわけではない。SixTONESはSixTONESに似合うものがあるから、そこを突き進んでいけばいいと思っている。ジャニーズでありながら、ジャニーズらしくないことをしていくSixTONESが好きです。矛盾しているようだけど、事実、そうなんです。
ただ、ただね。今回のNEW ERAを最初にテレビで聴いた時に「SixTONESなのにジャニーズらしい曲を歌っている!似合っている!」と思っちゃったわけですよ。だからラジオで聴いた3分のバージョンは「まあ、そうよね、SixTONESだもんね」と。しゅんとしました。すてきな曲だけど、大好きではないなって感じ。
YouTube FANFESTというYouTubeの世界的なオンラインフェスで公開されたNEW ERAの初ダンスバージョンを観た時は「全然踊らないじゃん!?!?」と思いました。フリーダンスが多め。黒い衣装で、暗めの照明。「ジャニーズらしくない、SixTONESらしい」パフォーマンスでした。
MVがYouTube ver.が公開されて、目でNEW ERAを楽しめるようになって、やっぱり黒い衣装を着て、顔のアップより引きの画が多い。これまではスタジオだったけど、今回はロケをしたらしい。なるほど、臨場感はある気がする。でも、過去2作と同じ、かっこよさ売りだなと思いました。
そうこうしている間に発売週がやってきました。そして、11月9日CDTV LIVE!LIVE!で大事件が起こります。
CDTV LIVE!LIVE!は番組の趣旨として「楽曲はフルサイズで流す」というものがあります。フルサイズ… YouTubeにアップされているのは3分、フルサイズだとプラス1分くらい?2番に歌詞が少し増えるくらいかな…?と思っていました。
迎えたSixTONESの出番。フルサイズで聴いていると、突然、聴き慣れないピアノの音と「ずっと感じていた 時に厳しさも優しさも」というジェシーのパート。一瞬、別の曲かと思いました。そこから京本大我の突き抜けるような「We're not alone」の声。おそらくここがCメロなのだと思います。「あーーーこれは好きだ!!!!」と思いました。何が好きか分からないけど、これは、とても「SixTONESらしいな」と。ラジオで聴いた、ダンスを観た、MVを観た。その何よりもCメロを聴いたことが私のNEW ERA欲を高めました。
そして迎えた発売日11月11日!さっそく聴こう…と思ったけど、CDでフルサイズを聴けたのは金曜日の夜でした。フルサイズで聴くと、1番も2番も好きだけど、やっぱり気に入ったのはCメロ。いきなり音が止んで、ピアノとジェシーの声、京本大我の声だけになる所。前述の「ジャニーズらしくない、SixTONESらしさ」とは違う「SixTONESらしさ」を感じました。
どこに感じたのだろう?と考えてみたんですが、たぶんImitation Rainっぽいんですよね、あのパート。Imitation Rainも落ちサビ前の一番盛り上がる所で、音が減って京本大我の歌声が響くじゃないですか。NEW ERAのCメロも、盛り上がる所で音が止んでジェシーの歌声が響く。これが新しい「SixTONESらしさ」になっていくのかとワクワクしました。とてもゾクゾクもしました。新しい幕開けを、わたしは、ここに感じました。「ジャニーズらしくない」で語る「 SixTONESらしさ」ではなく「SixTONESらしい曲って、NEW ERAフルサイズのことだな」と思いました。アニメで聴いた1分半のアイドルっぽさも、ラジオやYouTubeで聴いたジャニーズっぽくないギラギラ感も、全て含めたフルサイズ。ジェシーと京本という二本柱の歌声。安定の田中樹のラップ。力強いさと優しさの森本慎太郎。明るく響く髙地優吾。下から支える松村北斗。なかなか聴けないけど、だからこそCDを買って聴いてほしい。NEW ERAこそがいまの「SixTONESらしい」曲だと思うから。
ここで、昔話を少しだけ。SixTONESの初めてオリジナル曲は「この星のHIKARI」と「BE CRAZY」でした。「BE CRAZY」は、舞台少年たちのショータイムの曲として披露されました。当時はじめてのオリジナル曲をメンバーで選んで、6人満場一致でこれがいい!と話して決まったという記事を読んだ記憶があります。「この星のHIKARI」は同じ舞台の劇中歌で「こういうのもやってみたら?」って渡された曲というのを後々雑誌のインタビューで話していました。ギラギラした「BE CRAZY」とキラキラした「この星のHIKARI」は対極のようだけど、どちらも「SixTONESの初めてのオリジナル曲」なんですよね。不思議だけど、どちらもSixTONESなんです。それを最近忘れていたのかもしれない。
「SixTONESらしさ」って何なんだろう。「ジャニーズらしい」と「ジャニーズらしくない」を兼ね備えた、絶妙なバランスがきっと「最もSixTONESらしい」なんだろうな、と、今回のNEW ERAを聴いて思いました。その絶妙なバランスが、わたしはきっと好きなんです。
これからも「SixTONESらしさ」を追い求めるSixTONESでいてくれますように。
最後に。
TV editはYouTubeないので、CD買うか、半妖の夜叉姫観るかしてください。
そして、これがYoutube ver.
こっちがフルサイズ(Dance Practice ver.) 衝撃のCメロは2分26秒辺りです。